筑波山の水脈を守る会

本会は、筑波山の水脈を保全する活動を行っています

6月の活動のご報告 & 7月の活動のお誘い

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見よ、この華やかないでたちを!!いやー癒されますな~。まさに山麓の花。夫の鼻の下は伸びっぱなしでありました。

しかし侮ることなかれ!たおやかな彼女たちの働きっぷりは誠にすごいものでありました。

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雨の予報でしたが、暑からず寒からず、そよそよと風の抜ける絶好の竹林整備日和でした。ありがとう筑波山

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この日は、焼き場から近い立野地区の竹林整備でした。最近はこんな竹林を見かけると、金鉱を発見したような高ぶりを感じます。これを整備して焼いて水をかければ、最高の竹炭ができますからね。里の人達は、屋敷田畑の維持で精いっぱい。とても山や竹林にまでは手が回りません。この地を守ってきてくださった里の人達のために少しでも力になれれば、と思います。

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この竹林の側には又次沢が流れています。立野地区の上には、南麓最大規模の砂防ダムが控えています。砂防ダムの直下には、良い状態の沢がしばらく残され、その後三面張りの護岸が続く。ヘドロの緑と赤さび菌の赤なのでしょうか、不気味なコントラストを見せています。力を失った水の証。この三面張りの下には、行き場を失った大量の腐った水が停滞しており、有機ガスを発生させ、筑波山の尾根筋に昇っていく。小さなグループである私達が、どこまでこれをどのように変えていけるのか。まずは日々の地道な活動を続けていくことは当然として、とにかく深く深く、この地の人・土・歴史と関わっていく他ない。ここは筑波山です。その価値はあると信じて、歩みを進めて行きます。

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皆さんの働きはすごかった!二時間ほどで軽トラック三台分の竹を協同して切り出し、焼き場に運んでくださいました。実に生き生きと、汗でお化粧は取れても、体の内側から美しさが発散されているようでした。今回は前回の反省を踏まえ、一時間弱働いたところで、冷たい麦茶を飲みながらきちんと休憩。肉体労働をする者は、こまめに休憩を取らないと大けがのもとになります。 

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コストコで手に入れた、3メートル×3メートルのキャノピー。小雨が降ることもありましたが、これで雨の日も晴天の日もばっちり。あれ?何か動物の姿が見えますね。

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守る会マスコット犬の四国犬リリーちゃんのデビューでした!生後三か月です。まったく物おじしないフレンドリーな子とのお墨付きをブリーダーさんから頂いております。これからグングン大きくなるのでよろしくお願いします。

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ちなみにこちらはリリーが10分ほどで掘ってしまった「穴」です。直径20センチ・深さ10センチくらいかな?いやあ、角度とか最高ですね。直角の切込みが最高だし、いい水脈ができそうですなあ。リリーを「水脈整備犬」として訓練をしてみたらどうかな?なんて思いました。まさにここ掘れワンワン!

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この日は子供たちがたくさん参加してくれたのですが(うちの子も合わせて計5名)、たくさんリリーをかわいがってもらいました。なぜか我が家の居間にテントが張られていますが、活動も終わるころ、リリーは疲れ果てて幸せな眠りについております。

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いやあ、幸せそうで良い事。
それにしても子供たちのパワーはすごい!一人っ子の娘もお友達にもまれて嬉しかったようです。子供たちよ、本当にありがとう。我が家もみんなにスピリットを吹き込んでもらえて嬉しかったたのではないかと思う。一つ懸案事項。男児をお持ちのお母さん・お父さん、ぜひご参加ください!女の子ばかりでK家のS介君が寂しがっております。山麓は子供たちの自然体験に最高だと思いますので、ぜひともご参加をお待ちしております。

守る会の目的は決して環境保全だけではありません。共同体(人と人とのつながり)の回復無くしての自然回復はあり得ない、というのが私たちの想いであります。人もまた、自然の一部であるからです。イベント後の我が家は、毎回爆弾が落ちたかのような騒ぎでありますが、かけがえの無い幸せを噛み締めております。ただただ仕事に打ち込み、子供を育てる毎日であったとしたら、このような豊かさはあったのだろうか、と思うのです。ぜひぜひ、お子さんをお持ちの親御さん、もしくは介護でお疲れの方、ご老人や障害のある方を連れてのご参加もウエルカムです。なんの資格があるわけでもありません。お互いに思いやりながら、時を共にできればと思います。我が家は小さいのですが、ロケーションは最高ですので、ただテラスに座っているだけでも癒されます。一緒にお昼食べましょう。そもそも何のための活動なのか?というのが分からなくなるくらい、色々な方がいらしてくれたらなあ。と思っています。

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午前中の活動だけでもかなりのものでしたが、お昼を食べた後、有志で蚕影神社のお手入れへ!高齢化が進む地区では、なかなか聖域のお手入れもままなりません。しかし、神社の聖域とは、すなわち水脈の要であることを高田さんに教えていただいた私達は、毎月の活動に蚕影神社の自主的なお手入れを取り入れることに。この由緒ある素晴らしいお社についてはまた記事を書かせていただきますが、ここでも女性パワー炸裂!姦しく(かしましく。って三つの女なんですね笑)DEEPなテーマでおしゃべりを楽しみながら、ちゃかちゃか手を動かして、ものの小一時間で見よ!この成果を。

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いや~~、皆さん本当にすごい。

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ピカーーーッ!としていますね。活動にご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!!

(付記:高田さんに、石段の手入れの仕方が間違っていると教えていただきました。次回は正しいやり方で行ったものを報告したいと思います)

さて、7月の活動のお誘いです。

作業内容は、竹林整備組、竹炭作り組に分かれることになるかと思います。雨の場合は、立野地区の水脈整備ができればと思っています。(雨の日は雨の日で、水の流れが見えるので水脈整備に適しています)

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日時:7月20日(土)

場所:立野集落(六所の隣です)

時間:9時集合~お昼ご飯後、随時解散(午後は有志で一時間ほど蚕影神社のお手入れです)

*疲れすぎない程度に体を動かしましょう。水分はきちんと取りましょう。

*お昼ご飯を食べる方は、おひとり300円(未就学児100円)カンパをお願いします。お昼ご飯は、おにぎり、お味噌汁、漬物です。

*野良仕事の服装でいらしてください。長袖長ズボン・帽子・長靴・軍手は必須です。マムシ・蜂がいます。

*水筒をお持ちください。飲み物は用意しておきます。

*参加ご希望の方は、tsukubanomizu@gmail.comに、ご昼食の有・無もお伝えください。